クララの銃剣道の旅 8〜11日目

2017年7月27日 7回目の稽古

先生が大阪へ出かけるため、午前の銃剣道の稽古はなし。正直、8時まで寝ていると変な感じ。改善すべき点を考えながら、そこを稽古したいと思っている。前日にちょっとひらめいた瞬間があって、確かな突きができそうな気がしているのだ。

夜のなぎなたは、基本練習だった。基本の練習と攻撃をずっと見てきたから、3ヶ月後にはウォームアップはバッチリになっているかもしれない。良い面は、最初の形にトライして本当に酷い出来だったがとても楽しかったこと。私はとにかく、決められた動きを遂行するのが好きだ。完璧な動きは難しく、何とか頑張った結果、暗いトンネルの向こうに微かな光を見ることが出来た。

 

2017年7月28日

今日のスタートはあまりよくなかった。前夜の疲れを引きずっていた。理由は聞かないで。誓って言うけど、飲みに行ったわけじゃないのよ! 道場に入る前から、少し頭痛がして、目眩もしていた。こんな状態じゃいい稽古が出来るわけなく、やはり出来なかった。基本と、やらなければならないことに関しては覚えていたが、今日の稽古で何をやったのか正確に思い出せない。肘の問題も良くなっていた。攻撃後に後ろに退く時、殆ど忘れがちではあったものの、撃つ前に修正できるようになっていた。これに関しては改善されていると思う。

体の傾きが徐々に少なくなり、バランスも良くなっているはずだったが、今度は時々前傾になりすぎる時があって、それもあまり良くないのだ。大きい動きの中での練習のとき、私の感覚はおかしくなり、道場全体が自分の周りを回っている感じになり、どこが床で標的がどこにいるかもわからなくなってしまった。幸い、防具を脱ぐように言われ、防具なしで左払いの練習をした。何をすべきかは分かっているが、体が言うことをきかない。もっと考え、もっとよく見れば、明日にはもう少し進歩できるはず。そうやって物事は進んで行くのだから…。

 

2017年7月29日 9回目の稽古

暑い日だった。幸運なことに、暑くて晴れている日だ。暑くて湿気ている日は外にいるだけで目眩がする。皆の意見が一致したところによると、私は気合の練習をするべきだそうだ。私は上がり調子ではなく下がり調子のイントネーションを心がけ、正しい呼吸法を使い(ただ叫ぶのではなく、空気を肺に溜めたまま)、ベストを尽くした。「まあまあ良くなった」と言われたが、それは即ちまだまだ改善すべき点が多いと言うことだ。銃剣道では、過度な長い叫びは使わない。私が使いがちな気合は無用なのだ(普段は残心の終わりまで残るような気合を使っている。それは、次の激しい攻撃への勇気をくれるものだ)。これは、学ぶべき新しいことの一つである。足や肘といった幾つかの事柄に関し、私は自動的に修正できるようになってきた。ものすごく嬉しい!! 今では、間違った構えからはダメな突きしかできないということを実感できるし、少しずつだが、自分のミスの構造を自覚し始めた(例えば、攻撃を外してしまうタイトさの欠如など)。銃剣道の夢も見るようになった! 夢の中で払いについて分析していたし(籠手の近くを撃った)、速く平坦に動いて木銃で突く夢も見た。近い将来実現しますように!

この日は、全ての防具を身に着けた最初の日でもあった。もちろん、面も着けた。私の頭は普通より幅が狭く小さい(全身バランスは完璧なんだけど!)。そのため、自分に合った面に巡り合ったことがないのだ。パッドを使ってもう少し小さくする必要があるが、今回の面は今までで一番フィットしている。とは言え、大きいことは否めず、面の中で頭がだいぶ動いてしまうので、今はまだちょっと地獄を見ている。剣道では相手の真正面に立つが、銃剣道は半身を使い横向きになっているので、頭は左を向く。この新しい面は、ここで繰り返しつかえてしまうので、構える度に自分の手で面を回さないといけなかった。全ての防具を身に着けるということは、初めての地稽古を意味する。銃剣道のシンプルさには未だ驚かされるが、これ大好き! 銃剣道には、無駄な策略や動きは全く無用なのだ。

 

2017年7月31日 10回目の稽古

また暑い日。道場に入る前から、汗が滴り落ちてくる。ご想像通り、道場は理想的なトレーニング環境とは言い難い。私の体はまだこの環境に慣れない。今は木銃の夢を見る。近頃は緊張感の欠如を指摘されており、そっちを夢に見るべきだ。攻撃を仕掛ける時や防御する時、緊迫感に欠けるそうだ。基本に帰ろう! 面を着けての2回目の稽古、今回は地稽古はやらなかったものの、前回よりも長かった。攻撃と受けをたくさん練習し、先生は最後に私たちの攻撃を長いこと受けてくださった。私の攻撃はあまりよくなかったが、一つ良かったのは、「始め」の声を聞くやいなや突進できたことだ。元立ちが口を開けたのを見た瞬間に、私は突進できる。まあ、それがいいかどうかと聞かれれば、遅れるよりはいいけれど、元立ちはただ欠伸をしただけの時もあるだろうからね…。

加えて、私は動いている時の足の位置を直さなければならない。足を近くに置きすぎるようで、スタンスが狭くなる傾向がある(時々、私の後ろ足は前足のラインを超えてしまう)。右親指の付け根がうまく使えていないのだと思う。少なくとも全ての基本をマスターして、素晴らしい突きが出来たと実感できる日が待ちきれない。今はなかなかその感覚を味わうことができないから。正しい肩の位置で突きを繰り出す時の体から湧き出るパワー、その素晴らしい感覚を、繰り返し味わいたいのだ。

面はまだ完全にはフィットしていないので、もっと汗をかいたら、肩と胸でつかえるのがなくなればいいのに。今日も礼をしてから構えまで、いちいち面を手で動かさなければならなかった。

 

これは、銃剣道ワールドの翻訳者でゲストライターのクララによる目下進行中の連載である。銃剣道を始めたばかりの彼女と、彼女のパートナーであるルーカスが、3ヶ月に渡る日本滞在の中で、銃剣道の稽古をしていく様子を定期的に投稿する。 

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テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

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