2017年8月23日
多分、これが春日井道場での最後の稽古になるから、私たちは時間を効率的に使った。短い基礎練習はいつも有益で、私は突きをするときに常に何かしらの問題を発見するのだ。基礎の後は、応用練習に入り、稽古相手にとって良い元立ちになれるよう集中した。
次に同様に短剣道の稽古。基礎と、ペアでの練習を行う。通常は、私たちは銃剣道の形で稽古を終える。形は、少しずつだが確実に上達している。私は、自分が何をすべきかわかっているように見えるかもしれないが、必ずしもそうではないのだ。先生からは、未だに「オーケー。でもね、」と言われるのだから。
2017年8月24日
事務所での形練習。私たちは大抵ビデオを見て、それぞれのフォームがどう見えるべきか、失敗しないためにはどうすべきか話し合う。そして、実際に棒を取り、お互い突き合うのだ。と言っても、大抵の場合、体の弱い部分の手前で突くのを止めるのだが(「大抵」であって絶対ではない…)。今日は、銃剣と短剣の形の他に、木銃対短剣の形もやった。これは形の中で最も難しい。ただでさえ形は難しいのだ。特に体のサイド(と武器)を常に変えなければならないとしたらなおさらである。稽古の終わりには、全ての短剣および銃剣対短剣の形に取り組んだが、先生から「下段! 下段!」の声が飛んだ。天井の電気と全ての椅子をどかし、メダルや楯も予め部屋の外に出したので、今回は事務所に大きな被害を与えることもなかった。
夜に、屋上で銃剣道の稽古をした。主に自分の欠点を修正することと、形の動き(姿勢と足さばきを崩さず三歩前進、下段、五歩後退の無限のサークル)を正確にスムーズにすることが目的である。
2017年8月25日
新たな道場での新たな一日。広い場所で短剣道の形を稽古する。これに関しては、まだまだ混乱中の私(私が押して行く方なのか、それとも攻撃が来るのを待つ方なのか?)。でも、最初が上手くできれば、スムーズに動ける。仲間の中で一番小柄なことに起因するのか、私の姿勢には誰も脅かされていない。もっと獰猛さを持ってやらなければと決意する。
稽古はいつも銃剣道の形から始まる。修正すべき小さい問題点がいくつかあり、それは特に元立ちを務める時におこる。次に短剣道。頭がこんがらがる。後退するときは、左足で押す? 違う! ときどき私は隣の部屋でやっているストレッチのクラスの生徒なのではと思う。だが同時に、木銃が恋しいのだ。上手くなりたいという欲求とともに、木銃への愛着は毎日ゆっくりと、だが確実に強くなっている。
2017年8月26日
今日は予定外の休日となった。寝て、食べる。エアコン。日本語吹き替えのハリーポッター。
愉快な言葉。
これは、銃剣道ワールドの翻訳者でゲストライターのクララによる目下進行中の連載である。銃剣道を始めたばかりの彼女と、彼女のパートナーであるルーカスが、3ヶ月に渡る日本滞在の中で、銃剣道の稽古をしていく様子を定期的に投稿する。
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