クララの銃剣道の旅 48〜50日目

2017年9月7日

今日はサイモンのお姉さんのクラウディアがゲストとして稽古に加わった。私は何か新しいことに挑戦しようとしている人を常に尊敬している−それが重い稽古着(と防具)を身に着け、湿って悪臭を放つ中で人を突き刺すことだったとしても。クラウディアが寺田先生と稽古している間、私たちは全ての基本をさらい、前日に修正した箇所について集中的に稽古した。全くお粗末に聞こえるかもしれないが、私は構えや突きといったごく基本的なところで多くの問題を抱えているが、それは、私が上達している証明となっている。私は一つの小さな箇所を修正する。それは他のことから(マイナスの)影響を受けて生じたことだが、それにより初めから動きを見直さないといけない。同じ間違いを繰り返すことにより、それが正しいテクニックだと体が納得してしまうことがあるので、いろいろな箇所の間違いを少しずつ直しながら上達していくのだと思う。

範士八段の先生のもとで毎日稽古できることは幸せなことである。彼は、普通なら見つけるのに数ヶ月かかるような問題点を即座に見つけ出し、私に間違いを繰り返させないのだ。短い休憩の後は短剣道。基本と面を着けての練習をした。短剣道で面を着けたのは初めてだ。私は短剣道がこれからもあまり好きにならないだろう。

 

2017年9月8日

クラウディアと稽古したが、彼女は素晴らしかった。銃剣道は武道をやったことのない初心者にも取っ付きやすいと思う。もしかしたら悪い癖がついていないだけ、武道未経験者のほうが易しいかもしれない。少し稽古をすれば、他の人と一緒に稽古に加わっても大丈夫。全ての基本動作を経験者と一緒に稽古できるし、ひと月ほど集中して練習すれば、試合にすら出られる。これは素晴らしいことだ。稽古場の隅でひたすら棒を振り回し、自主練に明け暮れる必要はない。突きの動きは非常に直感的で、叫び声を上げることに躊躇いを感じないところもいい(例えば剣道で、切る時に叫ぶのは少し変な感じだが、突く時にはそれがもっと自然にできる−いくらかだが)。どうやって突きを受けるかを学べば、痛くない(それを学んでいなくても、上級者の突きはとても軽いのだ)。つまり、銃剣道は楽しくて、世界中に広める価値がある!

今日は、たくさんの払い、間合いを詰める練習、センターをコントロールするといった基本練習をやった。打方、仕方の両方で形を行い、面を着けて試合のための練習をした。積極的な相手あるいは守りに入っている相手を想定しての攻撃の練習である(こちらに隙があっても相手は攻撃してこないから、自分の攻撃に集中できる)。私は何をすれば有効で、何がダメなのか、相手の動きやフェイントにどうやって反応し対応すべきなのかを理解しなければならなかった。私は試合の経験があまりないので、この練習はとても難しく、ほとんどゼロの状態から作り上げていかなければならない。もっとこの練習をしたいと思う。学ぶことが多く、必ず将来役立ってくれるだろう。

 

2017年9月9日

今日は稽古がなく、文化活動の日。早起きして地元の魚市場に行ったのは大正解だった。70キロのマグロの新鮮な刺身にありつけたのだ。美味しいかった! 私はあまり魚が好きではないのに美味しいと思えたのは嬉しかった。

その後、名古屋の有名な小豆トーストを食べ、大須観音の周辺を散策、恥ずかしげもなく可愛い日本的なものを購入した。近所でダンスのお祭りがあった。とても楽しい!

これは、銃剣道ワールドの翻訳者でゲストライターのクララによる目下進行中の連載である。銃剣道を始めたばかりの彼女と、彼女のパートナーであるルーカスが、3ヶ月に渡る日本滞在の中で、銃剣道の稽古をしていく様子を定期的に投稿する。

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テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

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