脱突の受け方。
「直突の受け方」のほとんどの要素が応用できる:
- 小さな足捌きと突きの受け方
- 正しい間合い
- 突きを受けている時の姿勢
その他、脱突において元立ちは、次の二つの点に注意する。
一点目であるが、元立ちは相手に真っ直ぐ突かせなければならない。掛かり手は、元立ちの木銃の下に自分の木銃を落とさないようにする。掛かり手は、元立ちに木銃を横から押され避ける。掛かり手がクリアな突きをするためには、剣先を落とさないようにしなければならない。それを手助けするため、元立ちは突きの動きが始まるときに木銃をやや上げる。42秒の映像で、それが確認できる。元立ちが横から木銃を押した後、突きの始まりでは銃身に沿って真っ直ぐスライドさせている。寺田先生は、2、3センチ押したあと元立ちの剣先を少しだけ上げ、木銃が楽に真っ直ぐ突けるようにしている。1分25秒、突きのときに、掛かり手の木銃は10センチ弱相手の木銃の下に下がっている(寺田先生は私たちがここで行わなければならないことを再確認させてくださった)。1分28秒、突きを行なっている剣先は、常に相手の木銃とコンタクトを持っている。
二番目に重要な直突との違いは、元立ちは裏にいるので、次の突きのために後退するとき、表に戻らなければならない。1分46秒、元立ちが二歩後退する間、常に二つの木銃のコンタクトを保っていることが確認できる。この動きの間は、手をリラックスさせてスムーズに動き、コツコツ音を立てすぎないようにする。この動きを学ぶとき、1分54秒に見られるように、元立ちは間合いを誤りがちである。元立ちの間合いの取り方が遠すぎた場合でも、掛かり手は無理に突きを届かせようとせず、正しい姿勢で突きを行うことが大切である。
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