2017年9月21日
明日、審査が行われることが確定した。木銃を逆に持ったりせずに、みんな全てが上手く行くことを願うばかりだ。審査の準備として、私たちは順序や、号令と突きのタイミング、元立ちと掛かり手両方のフットワークに特に注意を払いながら基本の練習をたくさんした。これまで毎日この練習をしてきたにもかかわらず、まだまだ細かい改善点はあるのだ。これは素晴らしいことだ。退屈せずに済む。
稽古の前半は、近い将来私たちが教える側になることを想定して、その準備を行なった。先生はわざと間違った動きをして、私たちをテストしたが、範士八段の先生が防具を間違って着けているのを見るのはとても楽しいものだ。これまで学んだ全ての形をやった。銃剣道、短剣道、銃剣対短剣の形を、説明や修正で遮ることなく、通しで行った。屋上でのトレーニングが確実に実を結んだと思う。
2017年9月22日
審査前の最後の稽古は、審査で行う動作や形に対し、各人それぞれの問題点に集中し、磨きをかけた。私は自分で名付けたところの「小人症候群」について改善を図った。私の手は、一人で練習するときはちゃんと低く保てるが、相手がいると腕を高く上げすぎてしまうのだ。幸運にも、この欠点は事前に発見されたため、左手を使うのではなく、右手に集中して素早く真っ直ぐ(上げるのではない)前に出すということで、解決したのだった。これにより、力の移動がより効率的になり、自分のポジションを安定させ、さらに突きのパワーをアップさせ、腕で押すのではなく体を使って突きを繰り出せるようになる。短剣道の基本と形の改善を行なって稽古を終えた。
審査は先生の家の車道で行われ、近くの駐屯地の自衛官二人が審査員としてやってきた。私たちは銃剣道と短剣道の基本、そして全ての短剣道の形を行なった。全くエクストリームな状況だったが(いっぱい笑っちゃった)、全てはかなり上手くいったと思う。私たちは二人の新しいゲスト(審査員)から、新しいことを学ばせてもらうこともできた。彼らはじっと座って見ていられず、木銃を取らざるを得なかったのだ!
2017年9月23日
稽古のない日、棒も、文化的な活動もない一日−みんな、食べて寝ることが最優先となる日。
これは、銃剣道ワールドの翻訳者でゲストライターのクララによる目下進行中の連載である。銃剣道を始めたばかりの彼女と、彼女のパートナーであるルーカスが、3ヶ月に渡る日本滞在の中で、銃剣道の稽古をしていく様子を定期的に投稿する。
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