解説:ジャセク・リピンスキー
これが私にとって本物の審判のもとで行う最初の試合だったのだが、初めての体験としてはまさにうってつけだった。
過去に1、2回だけ試合稽古を体験したことがあるが、審判団に囲まれ試合をするのは初めてのことだ。
私は試合中に禁止されていることについて、完全に理解していたわけではないので、私の動きやアプローチは、ルールから外れている場合もあった。
試合の6分間は、基本的にバランスを掴むための試みだったと言える。私は練習した経験を活かして突きの機会を伺った。幾つかの試みは成功したが、腕に力が入り過ぎていて、一本には繋がらなかった。私は正しい突きを行うことができず、木銃をただ闇雲に相手に叩きつけているだけだった。
悲しいことだが、私は心を落ち着けてリラックスすることができなかったため、一度も一本を取れなかった。
幸運にも。いくらかは相手の動きを読むことができたので、相手から正確に突かれることはなかったし、 不恰好ではあるが幾つかの突きを繰り出すことができた。
この試合から学んだ主な教訓は、私にはまだまだ学ぶべきことがたくさんあるということだ。実際の試合では肉体的強度のみならず、正しい物の見方が求められるのだ。
コメント:ジャセク・リピンスキー
この試合は非常に難しかった。銃剣道は初めてだったし、ヤセクは非常にいい動きをしており、素早かった。私は何度も突き損なった。彼はスピードとテクニックで私に勝っていたと思う。剣道家として、彼は私よりも経験豊富だし、呼吸法も上手い。私は可動性に欠け、突きのスピードは遅かった。それにしても、この試合は、私にとって素晴らしい経験だった。
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