第17回全日本短剣道大会 男子個人戦:第9試合

コメント:サイモン・ラースン

久恒先生は、今年の大会における目標として、一つ目の試合を勝ち抜くというお題を私に与え、私は上手くいくように願いながら試合に臨んだ。最近の久恒先生との稽古で、私はゆっくりではあるが自分の大きな弱点を克服しつつあると感じていた。

私はまさに自分がイメージした通り、試合開始直後から積極的に打って出、喉を狙った。この戦法は、この頃かなり上手くはまり、成功する確率が高い。私が思うに、初一本を取ることは大変重要で、それによって審判に自分の試合を印象付け、残りの試合を有利に運ぶ事ができる気がする。一度一本を取り、その後も相手にプレッシャーをかけ続ければ、審判は一本でなくとも少なくともポイントを付与してくれる。

残念ながら、私の癖でもある短剣を上下に振る動作は、敵に息を吹き返させる原因となった。馬鹿げたことだが、これをやることによって、私は自ら隙を作り自分のタイミングを失ってしまった。なぜこれをやってしまうのか、自分でも分からない。どうか皆さんは真似しないで! この2、3ヶ月の間、これをやらないように注意をしてくれた全ての人に、心から申し訳ないと思っている。

短剣を振ってしまう動作が敵を有利にしてしまったことと、惜しいところで一本を取れない(残心が十分でなかったからか?)ことが重なり、私は「最初に動く」という意図をすっかり忘れてしまった。私には、非常に悪い癖がある。それは、相手の動きにすぐに反応し、カウンター攻撃をしようと試みる癖である。本来なら、タイミングを良く計り、相手が自分の動きに反応させるように仕向けるべきなのだ。これは常に私の突きを、本来あるべき距離より短いものにしてしまい、その結果、残心は後退しながら示すことになる。他の人はいざ知らず、私は後退しながらの残心が上手くできない。

最終的には、敵は私の活気のない状態に上手く付け入り、私の遅い喉の突きを逃れて、一本を決めたのだ。

「試合でやってはいけないこと」を締め括ろう。二本目の開始直後から、私は敵に迫ったが、その途中で半身ではなく全身を晒してしまい、敵の良い標的となってしまった。

道場に戻り、厳しく冷静に試合を振り返る。やはり「ごめんなさいチョコ」でも買って、皆に配るべきかもしれない。

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