木銃対短剣の形:一本目

木銃:

  • 相手の右膝に向かっての下段。
  • 三歩前進。
  • 相手が入身しようとするのを見る。
  • 突く。
  • 残心。
  • 木銃を下げる。
  • 構えの姿勢に戻る。
  • 五歩後退。

短剣:

  • 相手が下段を取るのを見て、入身中段。三歩前進。
  • 突くことを考え動き始める。
  • 打たれる。
  • 相手が残心を行うのを待ち、一呼吸置く。
  • 構えの姿勢に戻る。
  • 五歩後退。

簡単!

私は、形の先の先について殆ど演武したことがない。そのため、今回は良い機会になった。この形は、試合で修正しようとしている内容に通じているのである。私が注意しているのは次の二点である。

まず最初に、突きのための正しい間合いを意識すること。形について、こんなことを聞いた事がある。「木銃が相手のシャツに触れているのが理想だが、肌にまで触れてはいけない」。大袈裟な表現かもしれないが、理想を高く持つのはいいことだ。或いは「肌を突いてしまったら、謝る事」というのも聞いた事がある。突きの間合いを習得する最も易しい方法は、壁(或いはそれに近いもの)に向かって練習することだ。自分の足を動かさず壁に向かって突く。

もっと良い方法は、誰かに壁に向かって木銃のタンポを持ってもらい、きちんと締めをして突いてみる。それで距離が合わない場合、あなたの突きは正しくない。

常に良い突きが出来るようになったら、足さばきを付け加えよう。そうすることによって、相手との距離は歩幅で調整できるようになり、距離をカバーする為に無理して突くことがなくなる。

私にとっては、二歩目が非常に大事である。右足をしっかりと置き、三歩目の位置で突くことをイメージしながら行うと、次の踏み込みがより易しく、良いタイミングで出来るようになる。以前は三歩目に集中して行っていたが、突きの間合いに入るのがやや遅れ気味になり、結果的に突きも遅くなってしまっていた。

残心を行うときのつま先で床を掴む私のやり方は気にしないで欲しい。やめなさいと言われたことはないが、これをやめるべきだと自分では思っている。数人の人にはちょっと驚かれた。多分、真似しないほうがいいだろう。

他の全ての形と同様、タイミングが重要である。

  • 前進:ゆっくり
  • 突き:素早く
  • 突いた後、ほんの少し止める。寺田先生の動きをビデオでチェックしよう。ビデオの中で、先生は私のタイミングに不満だったようだ。私は突きの後やや長く止まりすぎていて、突きから残心への流れがよくなかった。
  • 突きからの引き抜き:素早く
  • 残心:普通の速度で
  • 構えに戻り形を完了:ゆっくり

 

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