第17回全日本短剣道大会 男子個人戦:第67試合 準々決勝4

コメント:サイモン・ラースン

 

私は、がっしりした選手が、文字通りぶつかり合う試合が好きだ。

 

しかし残念ながら、体の大きい選手たちは体をぶつけ合うような稽古をあまりしていないと思う。特に、正しく押すやり方を習得するときは、自分より小柄な相手に対して気遣わなければならないからだろう。桜井は、最初の攻撃が失敗した後、相手を少し押した。相手を振り払うのに上手いやり方だったが、構えを崩してしまい、続く攻撃ができなかった。

 

48秒、一本まであと一歩の攻撃。竹内は、肩をやや回して突いた方が良かったと思うが、うまくいかなかった。これは、試合のスペシャリストの先生が出稽古で教えてくれたのだが、相手が良い半身に構えている場合、胴を狙うチャンスを増やす方法がある。前肩を回しながらやや前に出しながら突く。こうすることによって、一番最後の瞬間に短剣の角度を合わせることができ、剣先がしっかり入る。ただし、先生曰く、基本ではやるべきではないし、試合でも頻繁にやると妙に見え、一本を取れなくなる可能性がある。

 

桜井は、素晴らしい小手のフェイントから喉二段技を使った。1分21秒、ほんの数ミリだけ突きが外れた。これが喉にしっかり入れば確実に一本だったと思う。素晴らしい技とタイミングだった。特に、竹内が小手のあと胴を防御した時、裏喉に切り替えて突いたのは素晴らしかった。

 

1分34秒、3分5秒および3分28秒、竹内は鍔迫り合いから制体技を使おうとしたが、自分と同じ体格の相手に対し制体技を使うことの難しさが見て取れる。

 

2分45秒、桜井の一本は、竹内の滑ってしまった不運な突きの結果と言えるだろう。

 

この試合から私が学んだことは、もっと制体技を体格のいい相手を押す稽古をすること、また完璧に半身に構える相手に対し、胴の突きを練習することだ。

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