愛知県選抜:次鋒

コメント:サイモン・ラースン

 

試合のスタートから、両者は曲線を描きながら前進するというやり方で、同じような立ち上がりだった。相手をはかる上で有効な方法だと思う。最初の一連の攻撃も、両者ともに自信と闘志に満ちていた。

 

38秒、面を攻撃することのリスクがよく見て取れる。盛内は面を試みたが、このとき久恒の喉が下に逸れたのはラッキーだった。もし久恒の反応がよければ、おそらく胴を狙って比較的楽に一本取れたのではないかと思う。それほど面を打ってきたときに盛内は前に出てきていた。私は面のことについていつもとやかく言い過ぎているかもしれないが、剣道経験者で短剣道をやっている人は特にこのリスクをよく留意すべきだと思う。

 

58秒、盛内が攻撃の主導を握り、久恒はどちらかというと反撃の機会を待つという形になった。1分10秒には、盛内は自信を持って攻め、攻撃をしており、最初と同じような「円を描き」つつ攻撃の機会をさぐりながらも、久恒は後退を余儀なくされていたように思う。久恒が自分から攻撃を仕掛けたのは4回だった。一本を取れるなら、防御中心の作戦も良いだろう。もし自分があまり一本を取れないと感じている場合、とりあえず負けたとしてもアグレッシブに攻撃していくというのも、長い目で見れば有効だと思う。

 

3分12秒、盛内は残念ながら腕を伸ばし過ぎた結果、一本を取ることができなかった。胴を突く正しいテクニックは、腕と短剣の一定の角度が必要だということを覚えておこう。久恒が後退した分の距離をカバーしようと腕を伸ばしたのは良い選択とは言えなかった。2段技を使った方がよかったのかもしれない。突くときの足捌きが大きいと、2段技を使うのが困難になる。重心が前にありすぎて、次の足を容易に出すことができなくなるからだ。そのとき、久恒はカウンター攻撃のチャンスと思ったはずだ。その観点からも、この攻撃はお勧めできない。

盛内が判定で勝つと思っていた。彼は常に攻めていたし、3分12秒には一本かと思われるような惜しい突きが見られたからだ。

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