山口先生:稽古1

山口先生の稽古は、非常に面白かった。最初は細かい点から始まったが、一つ一つ課題を克服するにつれ、新しいことを組み込んでいき、最終的には、銃剣道の多くの基本を網羅する素晴らしい稽古となった。そしてそれらを上級の技や、試合でのシチュエーションにおいてどう応用するかを示してくれた。

この一連の稽古は、面白いシリーズになると思う。今回はその第一弾をお届けする。このビデオを使って数時間(あるいは数週間)稽古してみよう。その間に次のビデオをアップする予定である。

このビデオでは、肩なしの直突三本から始まり、継ぎ足のテクニックを使っている。

(ビデオを取りながら稽古しているので、映像の多少の見苦しさはご容赦願いたい。)

継ぎ足を使った突き

通常、基本の直突三本では、突いた後すぐに動きを止めるが、このビデオでは、掛かり手は継ぎ足を使っている(11秒参照)。

通常の形では、元立ちは突きを吸収するために小さく一歩後退するが、この稽古では、通常の一歩より大きな歩幅で後退する。タイミングは通常の場合と同じである。

元立ちはやや前傾で、相手の木銃を導くように、できるだけ小さく前の手を上げる(1分参照)。

お互いに突き合わないようにするが、かなり接近していること。「衣類には触れるが、体には触れない」。

31秒は間違った例である。タンポがかなり元立ちから離れている。踏み込みが足りず、二歩目でいきなり近づいている。これは良くない。

踏み込みの時点で、タンポが元立ちにほぼ触れるぐらいの距離が望ましい。そして元立ちは突かれる前に退がるが、体は同じ位置にある。掛かり手が二歩目を出した時に元立ちの体が後退する。その時、相手のタンポと自分の体の距離が、触れるか触れないかの距離にあることを留意する。

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