エミリー・ジャックマン&サイモン・ラースン
山口先生の稽古から、上級編の試合稽古を紹介する。複雑な動きではないが、うまく行うためには、タイミングと足捌きが重要である。
習技者は、遠間合いから摺り足で間合いに入るや、元立ちは動かずに面から突くが、この突きは決まらない。習技者が面から突いたあとにカーブしながら横に外れて行くからだ。習技者は、横に外れたあとは、円を描くように後退しながら動き続け、その後再び間合いに入って行く。
足捌きはスムーズで、重心は真ん中に。横や後ろに動くときも同じである。
間合いのコツを掴んでから、防具を着けての練習を行うといいだろう。
特に注意する点:
- 習技者は、最後の2歩で加速する。突ける距離になったとき止まらないように。
- 後ろ足を素早く動かす。
- 突きは水平に。元立ちの木銃を越えて突くように後ろ手を上げてはいけない。
- 元立ちは隙を作らない。習技者が動き続けているが、その動きを追わず、突きは真っ直ぐに習技者に向かう。
- 歩み足を使うことも可能。
何を学ぶべきか:
- 攻めと突きをどう組み合わせるか。攻めるときは隙を見るが、その時に止まらない。
- 姿勢とバランスを保ちながら、センターラインからそれる方法。特に腰の動きに注意を払う。左脇に外れていく時、下半身を突き出さない。
- 後ろ足から見た打ち間に足捌きを合わせ、正しい距離を掴む方法。
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