2018年 春日井銃剣道大会:女子個人戦 第4試合

サイモン・ラースン

この試合からは、2点学ぶことがあった。両方とも、自分自身が銃剣道をやる上で経験した問題点でもある。

幾度かの鈴木の突きは、ターゲットに対して数センチ足りなく、遅く見える(50秒、1分1秒、1分24秒、1分52秒)。自分がこれをやってしまったとき、突きが恐ろしく遅く感じ、相手との距離が大きく離れていると感じるのだ。このような突きは簡単にブロックできるし、反撃される時には、自分はバランスを崩している。

私の場合、これを改善するために、前腕が伸びきっていないことと後ろ手が前に行きすぎていないことに留意している。木銃が自分の体に対してあまりに前に出ていると、突きのための可動域が非常に短くなり、足さばきで距離を補うことになる。私より素早いフットワークで動ける人には問題にはならないだろうが、手を1メートル動かす方が、体自体を1メートル動かすよりは速くできる。

私が木銃を前に出して持ちすぎるときは、動かずに突っ立っていることが多く(鈴木はその限りではない)、木銃をずっと前の方に構えたほうが防御が容易になるからだ。これは悪い癖になる。

私は常に前進しながら、正しいとは言えないほど後ろ手を引き、強い抜きを意識して(基本の練習でも)練習を行ったが、これが非常に為になった。

エバは、上手く突き、上手く走り去っても一本が取れないという(47秒、1分32秒、1分41秒、2分3秒)また違う問題を抱えていた。

エバは突きが相手の体に届いた後に押している点が問題なのだと思う。締めが足りないということだ。

私がこの問題を抱えていたとき、寺田先生は接近した状態から足を使わず(または殆ど直立状態の踏み込みを使って)突く練習をさせた。素早く突きの体勢を取り、この体勢を筋肉に記憶させることに集中するためだった。この練習は非常に役立った。山口先生は、私に何度も腕立て伏せをさせたが、これももちろん役に立った。

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