竹林(剣道)対 ラースン(銃剣道)

銃剣道からの意見:ラースン選手

銃剣道対剣道の異種試合は2度目の体験でした。

相手の竹林さんは、異種試合は未経験と言う事だったので、自信を持って、「絶対勝つぞ」と思って臨みました。

異種試合の最初の体験の時には、銃剣道の先生が僕にしきりに「下段!下段に構えて!」と指導してくれました。以上のビデオ(43秒・一本目)の中に見られるように、木銃を下段に構えると、相手は間合いを判断することが難しくなります。それと同時に相手の左え、左えと回り込んで相手に有利な攻めの態勢を作らせない。この構えと動きは経験の有無にかかわらず、有効且つ不可欠な事ですが、それが出来ませんでした。

竹林さんはこちらの動きに惑わされない強い不動心を持って、間合の駆け引きをしながら、二本目を強く攻めながら打ってきました(1分3秒)。その間、間合いをとったり、つめたりして来たので、僕は突打する機会を全く作れませんでした。

僕は竹林さんの態度と違って、「下段!下段に構えて!」と言われる先生の声を無視してしまって、相手が有利な体勢をとる余裕を与えてしまいました。彼は僕が踵に体重を移動した一瞬の隙を見逃さずに、攻めてきたので守りきれずに打たれてしまいました。

三本目は彼に攻められた時、僕の抜き残心が遅くて面打ちを避けられませんでした(1分31秒)。僕の最後の突きを無効にする為に、彼が故意にコテを打ったかどうか分かりませんが見習うべき事です。その反面、動けず立ったままの姿勢は絶対に見習う事ではありませんね。

凄く楽しかった異種試合の相手をして頂いた竹林さん、本当に有り難うございました。

傍注:銃剣道では、片足が場外に出ても反則にはなりませんが、剣道では場外反則です。判定の場合、反則は大きなマイナスポイントになります。

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