コメント:サイモン・ラースン
私は、銃剣道の審判の資格があるわけではないので、これらは私の単なる感想である。
この試合は、私に基本動作である遠間突きの重要性を気づかせてくれた。同時に、この動作の中で、経験豊富な元立ちは、相手が走っているか引き抜き残心のときに隙があれば、相手を突くことができるということも見せてくれた。あまりに重要であるがゆえに、私はこの練習が嫌いである。
もしも自分がセンターをコントロールしなければ、相手に対して隙を与えることになる。
赤の最初の素早い猛追で、白は彼女の木銃を高く上げ、裏を突く隙を作った。白が木銃を高く上げる直前に木銃の剣先を落としたので、赤は分かっていたのではないかと思う。赤の突きと残心のあと、白は赤を猛追する意志を見せた。赤の残心は低すぎるように見えたが、白の最初の攻撃をかわすには十分なほどセンターにあり、結果、二つ目の突きもブロックできた。
二本目は、白の試みはうまくいかず、彼女の残心は赤の手首の下となり低かった。相手の手首か武器をコントロールしないときは、カウンター攻撃を避けるために十分な距離が必要だ。
自分より上手い相手に当たることは試合ではよくあることだが、自らがしっかり基本練習をしていれば、上手な相手といえども簡単に勝つことは難しくなる。
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